ワイヤロープの製造工程
製造工程 浪速製綱株式会社のワイヤロープができるまでの工程をご案内しています。
線材
JIS G 3506 SWRH52~82又はこれと同等以上の線材を使用。
洗線工程
線材の錆を塩酸で除去し、続いて中間伸線加工のための潤滑被膜を生成する。
一次伸線工程
冷間引抜加工で所要の線径と機械的性質に仕上げ、所定のキャリアに巻き取る。
熱処理工程
伸線加工に適した金属組織を生成する。
洗線工程
熱処理で生じたスケールを科学的に塩酸で除去し、続いて仕上伸線加工のための潤滑材被膜を生成する。
めっき工程
めっきロープ用に、溶融亜鉛めっきを施す。
二次伸線工程
冷間引抜加工で所要の線径と機械的性質に仕上げ、所定のボビンに巻き取る。
より線工程(ストランド)
ボビンに巻き取られた素線を複数本より合わせて、ストランドを作る。
より線工程(クロス)
心材の周りにストランドを複数本より合わせる。
試験・検査
JIS G 3525の試験項目を実施。
出荷
検査に合格したロープに、適切な表示をして出荷。